切迫早産で大変な思いをされておられる妊婦さんに
切迫早産と診断されて入院をされてしまうと安静を余儀なくされて肉体的にも心理的にもストレスが大きいと考えられ、現に妊婦さんにお聞きしてもストレスはかなり大きい、とおっしゃる妊婦さんはとても多く、ストレスはかなり大きくのしかかっていると言わざるを得ません。
入院中は点滴をしていることからトイレに行くための歩行も気を遣ってしまったり、怖かったり、不安だったりと妊婦さんの精神面は援助が必要なほど心の疲弊があると感じます。
お家に帰ってこられても「安静に」「あまり動かないように」ということでほぼ寝たきりに近い状態に。その結果下半身の筋肉量、筋力の著しい低下も並行して起こってしまうことで腰痛や坐骨神経痛、むくみといった二次的なお悩みもが増加傾向にあることも考えねばなりません。
妊婦さんのメンタル面のケアの重要さ
切迫早産になられてしまう割合は2割から3割ほどの妊婦さんに生じてしまうというデータがあるようです。妊娠はとても嬉しい反面、お体や心の対する心理的側面に大きな影響が出てしまうことも懸念され、様々なストレスによる心とお体への影響が考えらます。
当院では妊婦さんへの心理的・肉体的負担を鍼灸、整体、マッサージにおいて援助、支えになることができるのでは?という考えでマタニティケアに取り組んでおります。
こうした考えがあり、ただツボにお灸をします、整体します、だけではなく切迫早産になられた妊婦さんへのメンタル面、心の支えが必要であり、重要視しております。自宅安静は病院とは違って落ち着く側面もありますが、いつどうなるかわからない怖さ、不安、といったメンタルストレスにも強い影響がかかってきます。
切迫早産のための施術は子宮頸管がさらに短くならないようにすることはもちろん、自律神経調整やメンタル面の調整、横になりっぱなしによる腰痛に対するケア、筋力低下してしまった骨格筋、神経に対するアプローチも非常に重要な側面を持ち合わせております。当院は施術のみでの心とお体の支えになってしまいますが、少しでもお役に立てれば幸いでございます。
CASHÉLでの切迫早産になられた妊婦さんケアの方法などをご説明いたします。
施術は担当の医師より許可を得てください。ほとんどの場合、許可はすぐに出るかと思います。
切迫早産で同時に起こるお悩み(入院時も含め)
- お腹の赤ちゃんへの心配
- 赤ちゃんへのお薬、点滴の影響
- いつまた体の変調が来るかわからない
- 安静と言われてほぼ寝たきり
- お腹が張るたびに怖くなる
- 動けないストレス
- 不安で眠りが浅い
- お風呂に入れない、入りにくいこと
- インナー類を変えにくい
- お尻や腰の痛みが出てきた
- お手洗いに行くことの大変さ
- 正期産までの不安感
- 人に頼まなければいけない申し訳なさ
- 何もできないので非常に退屈
他にも動きすぎて下がってこないか不安で仕方がない状態やトイレお風呂以外はお布団にいつもいる状態など、切迫早産と診断され「自宅安静」と言われた妊婦さんの心理面はとてつもなく大きく、その影響として胃腸の働きの低下なども起こり不安とストレスによる自律神経バランスが崩れてしまう影響は本当に大きいと感じます。
実際に切迫早産の妊婦さんを施術している時に「はやく正期産に。あと〇〇日!」といったことをお話しされる妊婦さんはとてもとても多くおられます。全員の妊婦さんがお腹の赤ちゃんのことを第一にお考えになられます。「どうにか赤ちゃんがきちんと育ちますように」という思いが言葉だけではなく、伝わってきます。
切迫早産でも鍼灸や整体、オイルケアなどでできることがあります。全ての施術方法が全員の妊婦さんに良い、おすすめ、というわけではございませんが妊婦さんお一人お一人のお体の状態や心理面から施術方法をご提案させて頂きます。
CASHÉLでご提案する切迫早産のための施術はり、きゅう(鍼灸)、整体、オイルケア
切迫早産のお灸
ローラ灸、棒灸、通常のお灸
妊婦整体
お体の状態に合わせたマタニティ整体
はり・鍼施術
免疫向上、ストレス、筋肉、神経、ツボへのマタニティ鍼灸
オイルマッサージ
ストレスが大きい切迫早産時におすすめなオイルケア
上記で挙げましたように鍼灸院であるCASHÉLでは鍼灸施術をメインに切迫早産の妊婦さんへ施術を行います。それぞれの施術法にどんなメリットがあるのかご説明いたします。
切迫早産のはりきゅう、鍼灸
切迫早産の時は安静にしておかなければならないのは絶対ではあるので、どうしても血流が停滞傾向になります。そうした事実関係に基からのお灸や鍼のご提案と子宮に対するアプローチからの施術は当然として、ストレスなどのメンタル系にも鍼灸はとても効果が高く望めることが期待できます。
お腹の張り防止のために、またお腹が張ってしまった時に
お腹が張りやすかったり張ってしまった場合は腰回りへのお灸が何より大切と考えますし、実際腰回り、臀部へのお灸によって和らぐ傾向は当院でも経験値としてございます。
ただお灸にも色々ございましてお肌に直接つけるお灸も効果が高いのではありますが、当院では「棒灸」を使用してじんわり温める熱の加え方をおすすめしています。じんわり系でも熱が加わると、人の体はその温かさを感受して自律神経が反応します。ゆったり目のじんわり系は副交感神経が穏やかに活発化する傾向にあるために、お体の緊張等が緩やかになる傾向が望めるのです。
きゅっと熱いお灸だと子宮は緊張してしまって、一瞬引き締まってしまうことが考えられます。こうした理由から輻射熱によるじんわり系の「棒灸・へそ灸」が熱の調節もできて適切な調整が可能と考えます。
予防のためのお灸
予防のためにのお灸も様々な方法があります。婦人科系へのお灸として三陰交や至陰といった逆子の施術時にも使用するツボは婦人科系全般に期待ができ、即効性もあるツボへの施灸です。もちろん切迫早産時には熱すぎないように、熱くなってきたところで当院ではお灸を取り除くようにしています。
お腹が張りすぎている時は三陰交へのお灸は後にして、先に腰や背中への棒灸、お灸、マッサージ行ってから施術していきます。
はり・鍼施術
婦人科系へのアプローチをツボへの鍼で行っていきます。直接的な婦人科系なツボだけではなく骨格筋や神経に対しての施術を行うことでお体の全体のバランスを東洋医学と西洋医学の考えを融合させて切迫早産の調整を行います。
切迫早産でお悩みの妊婦さんの中には胃腸へのアンバランスが生じておられる方も多くいらっしゃるので、胃に関するツボへの鍼を行なって婦人科系とのバランスを取ります。これは胃腸と婦人科系と関連が深い経絡が表裏となっているために、相互関連が存在しているためでもあります。鍼とお灸を組みわせて調整をしていきます。
切迫早産の妊婦整体(マタニティ整体)
切迫早産時に手技による整体法も有効な場合が多々ございます。ツボをはもちろん併発している「肩こり」「頭痛」「首こり」「腰痛」といったお悩みも切迫早産時の調整として有効になることがございます。
過度なストレッチや強めの刺激を避けるようにして行うことで筋肉自体のこりを和らげ、腰回り、お腹の張り、胃腸の動きの調整に役立ちます。
整体法では妊娠前のお体の使い方、くせ、背骨、骨盤、姿勢のゆがみ方を考慮して行う必要がありマタニティさんへの施術経験者に頼むようにされてください。
当院では身体均整法理論によるマタニティ整体法を行なっております。
オイルトリートメントの調整
オイルボディトリートメント、アロマオイルセラピーは名前からして「リラクゼーションだけ」といったお考えになられる妊婦さんも多いかと思います。整体やマッサージ系と同じく、オイルを使用しているだけでしっかりとした施術として確立ができます。
冒頭で書き記しているように妊娠中はストレスや不安など心の「ゆらぎ」がとても大きく、そのストレスなどのメンタル面のアンバランスは自律神経に影響して「不定愁訴」が出てきてしまいやすくなります。
不定愁訴とは原因がはっきりと特定できないけれど「からだがつらい」「肩こり、頭痛、眠りが浅い、神経痛」といったように私たちにとっても身近なお悩みとなって現れてきます。
オイルケアは切迫早産時のメンタルケアや自律神経調整、筋肉へのアプローチへの施術を行うことでバランスを崩してしまった自律神経やストレス減少にも役立つものとの経験から施術メニューとしてご用意しております。
切迫早産時の妊婦さんお体はとてもデリケートです。そのためにも刺激が多くなりすぎないように調整しつつ妊婦さんのお身体への効果を望むには、オイルを使用してツボの流れである経絡(けいらく)を丁寧かつ的確に調整していくことで、自律神経が整い、結果として婦人科系へのちょうど良い調整になると言えると思います。妊婦さんへの調整にオイルケアは適切な調整法です。
オイルトリートメントは絶対に行う施術法ではありません。一つの方法としてご用意をさせていただいている次第であります。鍼もお灸もそうですが「苦手」「受けたくない」といったお考えの方に無理には行いません。
切迫早産の鍼灸・料金の目安表示価格は全て税・出張費込み込
ホテルなどの施設費は別途かかります
鍼灸 (60分)
60分
10,000円
税込・出張費込み
鍼灸+整体 (90分)
90分
15,000円
税込・出張費込み
鍼灸+整体 (120分)
120分
18,000円
税込・出張費込み