マタニティ整体を行った女性鍼灸師さんとのこと

もう4年も施術をさせて頂いている女性鍼灸師さんが妊娠されて、里帰り出産前の最後のマタニティ整体を行うために出張に行かせていただいたのですが、そこでとてもうれしく、感謝するハプニングがありました。 

元々はこのミニ講習会の前日に施術をさせていただく予定だったのですが、予約時の連絡トラブルにより1日予約日がずれたのです。


連絡をラインでやりとりしている時に、女性鍼灸師さんがお勤めになられているサロンの同僚の助産師さんとお会いされる日でもあったそうで、マタニティ整体の見学をしてもいい?という状況で助産師さんともお会いすることとなりました。


ちなみに女性鍼灸師さんはバリバリ働く、本物の治療人で女性らしからぬ揉みだこが目立つ職人の手をした方です。あの手はよほど訓練、継続的な施術をしていないとできない手です。初心で施術させていただいた時にすぐに「〇〇さん、マッサージや鍼灸の施術者でしょ?」といったやりとりをしたのを今でも鮮明に覚えております。そしてよく働いているからこそ体の疲労が出てきます。私達施術者も普通にコリますから治療、癒し目的でマッサージや鍼灸を受けることもあります。 


さらに今同期珍しく、整体調整法のアジャストをマスターしたいとのことでアジャストの講習会も兼ねて施術をさせていただいてもいます。ちなみにアジャストとは骨ポキポキ鳴らす技のことで、すぐにマスターできるものではありません。しかし飲み込みが早いのか、コツを掴むのが上手な方だな、と感じました。さすがですね!


助産師さんからのミニ講習

しっかりと時間が取れませんでしたが、妊娠中の女性鍼灸師さんへ陣痛時の呼吸法のミニ講習があり、私も受けてきました。
私は男ですから勉強的な物だけで良いのに、助産師さんによる指導時は同じように呼吸法の練習をしてしまう私がおりました。あれはどうしても同じように呼吸法の練習をしてしまいますね。ほとんどの方がそうなのかな?と思います。


この呼吸法にはいくつか種類があってこういう痛みのときはこの呼吸法、といったように類別しているのはとても勉強になるのと同時に呼吸法はどんなジャンルにおいても大切なものなんだな、と感じた次第であります。 


私の行なっている整体でも鼓舞刺激、抑制刺激といった呼吸法による刺激の分類もあるのですが、ミニ講習会で勉強させていただいた呼吸法も落ち着くためと痛みを緩和させるための呼吸法で、作用原理は同じなのではないかな?と感じました。 


そして助産師さんからの講習時、出産時や産後のお話をお聞きし「女性はすごいな、そして妊娠、出産というものは奥が深いな」と改めて妊婦さんや産後ケア、そして今考えなくてはならない妊活や不妊など女性のお体と心のケアを切に感じ、再認識させられた講習会でした。 


それは一重に助産師さんのお人柄も影響しています。ちゃんと地に足がついおり穏やかでありながら妊婦さんの助けをしたい!サポートしなければ!といった強い意志をヒシヒシと感じ、心温まる思いをさせて頂きました。 


お産は命がけでもあります。そして初出産でも二度目でも三度目でも不安になることが多々あると思います。妊婦さんにとって助産師さんという心強い味方がおられるということは安心して出産、産後ケアを任せられるのだな、と改めて認識いたしました。そしてジャンルは違えどサポートという形は同じであり、その気持ちも同じであるということも再認識でき、嬉しくなる感情が込み上げてきました。


女性鍼灸師さんとの連絡ミスがなければ助産師さんとの出会いもミニ講習会もなかったのです。女性鍼灸師さんからも「縁があるんですね」とおっしゃって頂き本当にその通りだな、と感じました。そしてこのミニ講習会は私にとってとても心が豊かになる出来事で、あらためて鍼灸や整体手技療法にて妊婦さんケア、産後ケアに尽力しなければ、と気を引き締め直す日でもありました。もっとお前は勉強しろ!ということなのでしょう。 


助産師さんとはまたミニ講習会を開きましょう、というお話になりました。ありがたいですね。


私も整体のミニ講習も行わさせて頂ける、という形にもなりました。今後ともにご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。


そしてこのようにご縁を結んでいただいたお客様もである女性鍼灸師さんには感謝の気持ちを忘れません。足を向けて寝られません。
ご実家でゆったりとされて、母子ともにご無事なご出産をお祈りしています。赤ちゃんとお会いできるのを楽しみにしております。