妊娠は特別な時期であり、妊婦さんの身体と心にはさまざまな変化が訪れます。その中で、メンタル疲労やストレスはよく起こりますが幸いにもマッサージ、お灸、鍼などの伝統的な療法が、これらの課題に対処する手助けとなります。それでは、なぜこれらの療法が効果的なのか、医学的な根拠を基に詳しく説明いたします。
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マッサージによる効果:
マッサージはリラックスとストレス軽減に非常に有効です。科学的にも、マッサージによって以下の効果が認められています。
- 血液循環の改善: マッサージによって血液循環が促進され、酸素と栄養分の供給が向上します。これにより、疲労が軽減され、心地よいリラックス感が得られます。
- ホルモンバランスの調整: マッサージは幸福ホルモンであるエンドルフィンの分泌を促進し、ストレスホルモンの減少をサポートします。これにより、メンタル疲労が軽減されます。
- 筋肉の緊張解消: 妊娠中は特に背中や腰の筋肉が緊張しやすいですが、マッサージによってこれらの筋肉がほぐれ、不快感が軽減されます。
- デコルテや胸部へ、腹部などへのオイルトリートメントは逆子や陣痛促進などへの効果の期待も高まります。
- また背部や仙骨へのオイルトリートメントもタッチングケアによるリラクゼーション効果への期待により、自律神経が整う期待が強くございます。
- このほかにも太ももの内側である内転筋、腰痛や坐骨神経痛に深く関わりがある臀部への施術も改善効果の期待が高い部位となります。
- 背部や仙骨部位へのオイルトリートメントは交感神経を休ませ、副交感神経を高めることで消化器系や眠りの質を高める効果が期待できます。
お灸による効果:
お灸もまた、妊娠中のストレスと冷え性に対して効果的です。科学的に説明すると:
- 温熱療法の効果: お灸は温熱療法の一形態で、身体の特定のポイントに温かい刺激を提供します。これにより、血流が増加し、冷え性が改善されます。
- 気の流れの調整: お灸は中医学の理論に基づいて気の流れを整え、身体のバランスを促進します。ホルモンのバランスや不調の軽減に寄与します。
- 定番の三陰交や血海、太衝などへのお灸は基本として行うことが多ございます。
- そのほかにもかざしながら輻射熱を利用して温める「棒灸」や転がしながら温めるローラー灸を行う場合もございます。
- 足以外にも腹部、胸部、手首まわり、背中、仙骨、デコルテ、鎖骨部位などお体の状態、お悩みに合わせて全身へお灸治療を行います。胸部は陣痛促進への期待が高い部位となり、当院では積極的におこなっております。
- 睡眠障害にも仙骨部位、背中へのお灸施術も重要です。
鍼による効果:
鍼療法は神経系に働きかけ、リラックスとストレス軽減をもたらします。科学的にも説明すると:
- 神経系への刺激: 鍼は特定のポイントに微細な鍼を打つことで、神経系に刺激を与え、リラックスを促進します。これにより、ストレスホルモンの分泌が抑制されます。
- 血液循環の改善: 鍼によって局所的な血液循環が増加し、酸素と栄養分の供給が増えます。これは身体の疲労軽減に貢献します。
- すべて日本製の使い捨て鍼を使用して安心です。
- 背中への鍼やマッサージは自律神経を整えるのには必要不可欠な部位と言えます。重要になります。
- 背中は自律神経と深く関わっている部分です。また頭蓋骨の後頭部下縁部位、仙骨へのアプローチも逆子や陣痛促進、睡眠障害などあらゆるお悩みに必須となります。
- 背中にある華佗夾脊穴(背骨のすぐ近く)というツボは自律神経を整える作用があると古来より伝わっており現代でも積極的に治療として使われております。
以上のように、マッサージ、お灸、鍼には妊婦さんのメンタル疲労やストレスを軽減する科学的な根拠があります。ただし、妊娠中の体調や施術に対するお好みなどを全て考慮した施術を行います。