たまプラーザエリアにお住まいの妊婦さんへの逆子調整のご報告。


主訴:逆子(骨盤位)

妊娠週数:32週

年齢:29歳

病院での診断:骨盤位

これまでの経過:28週時に病院で逆子と診断されて、病院や助産師さんから逆子体操を勧められて、苦しい逆子体操を頑張ってみたもののこれといって成果もなく、再受診をした所ドクターから「お灸がいいかもしれない」と言われたことがきっかけで逆子のお灸を受けられることに。


鍼灸院としての当院の判断

腹部を含めた下半身の冷えが非常に強く、血流が停滞することによる子宮への新鮮な血液の供給が不足気味と感じました。また妊娠前からの子宮後屈による骨盤のゆがみ(骨盤が立ち気味)が元々あって、大きくなってきた骨盤がさらにねじれてしまうことでの骨盤内の血流量不足も感じます。

また仕事を頑張りすぎなことによるストレスが大きく、自律神経の乱れもが見受けられる妊婦さんです。


施術方針:逆子のツボである三陰交や至陰を基本にしながらも、マタニティ整体による妊婦さんのための骨盤矯正を行い、骨盤のアライメントを整えるのと同時に腹部を三つに分けた上・中・下焦のバランスと整えていくこととしました。また子宮後屈にツボにも調整を行うこととしました。


施術内容

A マタニティ整体

1. まず足の冷えとむくみが強いことから足裏リフレからの調整となります。今回はオイルを使用せず、スポーツマッサージ系の手技療法にて、血流促進とむくみ対策と同時にツボへの指による調整を行っていきいます。

2. 下肢のストレッチを行います。太ももの裏であるハムストリングス、太ももの前面である四頭筋など前後左右の筋肉を調整してアライメントを整えます。アライメントに大切な役割を行う内転筋群を手による押圧刺激、叩く施術法の叩打刺激を加えます。

3. 臀部の筋肉へのストレッチ。仰向けが大丈夫であるために、上向き姿勢の状態で腸脛靭帯をストレッチしつつ、臀筋も同時に伸ばしていく当院独自のマタニティ専用ストレッチにおいて、臀筋の調整を行います。

4. 腕の前腕部分から肩関節までのほぐしとストレッチを行っていきます。

5. 横向きでさらに股関節調整、太もも伸ばしを加えます。

6. 横向きのまま腰部と臀部、仙骨部位への整体調整を行い、固まった筋肉をほぐしていきます。


B 鍼灸治療

1. 三陰交という内くるぶしから上にあるツボへのお灸を行いつつ、足の小指にある至陰というツボへ棒灸にて熱を加えていきます。

2. お腹にあるツボへのお灸も同時に。おへそと鳩尾の中間とおへそと恥骨のほぼ中間にあるツボへお灸を行います。

3. 横向きで子宮後屈に効果が見込まれるツボへのお灸と肩から仙骨まで棒灸にてお体を温めていきます。

4. お灸と同時に鍼も調整をしていきます。鍼は余分な力が入ってしまっている箇所への「抑制目的」で行います。

5. 同時に自律神経調整のための頭部への鍼を行います。また先端が回転する「ローラー灸」にて頭部も温めていきます。これは温めすぎないように、短時間としました。(のぼせ防止のため)

6. 許可をいただきストレスがあるための胸部真ん中にある「膻中」にもお灸を行います。


このように鍼灸と整体を組みわせた全身調整を行った所、2回目で骨盤位が治りました。逆子が戻りました。


逆子は三陰交や至陰といった定番のツボだけでも効果が見込まれることが多数ありますが、今回の妊婦さんのようにストレスなど自律神経が乱れていたり、子宮位置のズレが元々ある妊婦さんには全身への調整が大切になることもございます。


特にデリケート部位にある膻中はメンタル面など精神安定のためのツボであり、とても有名で高効果が望まれますが、デリケート部位でもあるためにきちんと事前説明と完全なる許可をいただいてからの施術となります。他にも免疫に関連する鎖骨部位へのお灸も同時に行いました。


あとがき

逆子は妊婦さんの元々の骨盤の状態や肩先の巻き込みなども含めた姿勢や骨盤の状態をしっかり観察、把握することが大切になると考えております。

そして昨今は働く妊婦さんも非常に多く、仕事と家庭の両立でメンタル面も含めた心身疲労のための心身ケアも大切な逆子治療の一つとして捉えねばなりません。

他にも気象病などもここ最近叫ばれている影響のある事象であって、これはお体の内側のバランスを崩して血管への影響も懸念される事象です。

免疫力を向上させ、子宮を柔らかくしお腹の赤ちゃんの居心地を良くしてあげることがまずは先決です。そのためにママが明るく元気にしてあげることが最良、最速な逆子改善の根幹であると改めて認識をしております。


逆子でお悩みの妊婦さん、または逆子ではないけれどなんとなく不安な毎日を過ごされている妊婦様は一度、ご相談くださいませ。より良い施術内容をご提案させて頂きます。