妊婦さんへの会陰マッサージ、フェムケアについて


女性雑誌や妊婦さん向け、産後ママ向けの雑誌やwebサイトでも盛んに記事にされるフェムケアや会陰マッサージ。


この超デリケート部位への調整は本当に意味があるのでしょうか?またセルフでマッサージするなんてとんでもない!産婦人科での内診なら仕方がないが、ましてや他人にマッサージされるのも絶対に拒否。


このようにお考えのマタニティーさん、女性の方もたくさんおられるかと思います。ましてや男性セラピストからなんて考えられない。ありえない。。とも。


その一方で、話題になるということはそれだけ意味があると考える。効果があるならば、受けてみたい。そして同性からなら会陰マッサージやフェムケアは受けたい。

さらに


デリケート部位を同性にマッサージされるのは嫌だ。男性セラピストの方が良い。産婦人科の受診とも同じで女性医師よりも男性医師の方が優しいから男性医師の方がいい。あるいはセラピストや医師が年寄り、50以上と高齢だからなんとも思わない。若い先生だと逆に嫌だ


こういったご意見がありました。これは当院で実際に妊婦さん、産後の女性からお聞きしたことをそのまま記載しております


しんきゅうコンパスの口コミです

2025.05.08    臨月に入り恥骨痛で歩くのも辛く、予約しました。鍼、灸、オイルマッサージで内転筋、会陰、骨盤周りをしっかりほぐしていただきました。施術後すぐに効果を感じ感動しました。人柄も良く看護師と聞いても説明を省くことなく丁寧に対応していただけました。バストマッサージ、フェムケアでリラックスでき疲れもとれました。


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コースがが多数ありますがどのコースでも対応しております。ご予約時に出張先ご住所等をご記入時に会陰マッサージ相談等とお知らせください。




会陰マッサージの目的

  • お産時の会陰裂傷回避目的
  • 会陰裂傷を最小限に
  • 会陰切開回避
  • 会陰切開をされたとしても改善促進目的
  • リラクゼーション目的
  • 子宮内への血流量増大目的
  • 逆子の改善、安産、陣痛促進


他にも理由はあるかと思われますがセンシティブな内容になるために割愛しております。


いずれにせよ、会陰部をマッサージしてあげると神経が反応して骨盤内の臓器を支配する神経を刺激して血流量が増える見込みがあるとされています。インナーは全て脱衣となります。


会陰マッサージやフェムケアがなんで安産に?

会陰切開予防として知られている会陰マッサージなのですが。それ以外にも逆子の改善促進や陣痛促進、ストレスケア、冷え、むくみケアにも期待が持てるとも考えます。これは当院独自の考えでもあり、たくさんの妊婦様に施術の許可を頂戴した結果となりますので、一般的ではありません。


それとツボとして会陰というツボが正式に実はあるのです。場所も同じく膣と肛門の間に位置していて人の体の中心部分に存在します。これは男女共にほぼ同じ場所にあります。


そして大変に驚かれるかと思いますが、この会陰というツボはお灸治療も鍼治療も行っても良いツボです。当然同意が必要ではありますが、正式なツボなのは事実です。会陰マッサージでもお灸でも当院では四つん這いで行うこともございます。


ここのツボは主には頻尿や骨盤底筋の引き締め、婦人科系への血流量増大、自律神経調整にも期待ができるツボでマッサージや温めることが推奨されています。ネットで調べてもAiが開設してくれているほどです。


デリケート部位ですので優しくマッサージをしてあげることが大切です。


会陰を温めるお灸とフェムケアで安産に

当院でも経験則ではありますが会陰マッサージやフェムケアなどのマッサージやお灸を行った妊婦様はスピード安産で産後の肥立ちも良い方が多い傾向かもしれません。多いです!とは広告の規制等で書けません。ただ多いかもしれません。


これはやはり膣への刺激や会陰部への機械的刺激(触れることを指します)やお灸の熱による温め効果は自律神経が整うことで本来、必要な血流が正常に戻る、あるいは刺激による血流促進が促されることと考えます。


逆子でも安産でも子宮内への血流量がしっかり確保できることで損傷部位が出たとしても回復が早いのです。それは血液は熱や酸素、修復細胞をも運んでいるからです。


このようなことから子宮内への血流が増えることでお産が促進されること、回復が早い傾向への期待値があること、子宮内への血流が増加することで子宮内の環境が良くなって赤ちゃんの位置が戻っているのでは?とも言われております。


メンタル的なものでも整形外科的なことでもより良いお産のためには血流が大切なのです。会陰マッサージやフェムケアなどの膣ケアマッサージは血流を促すための一つの方法でしかありません。それはお灸も同じです。鍼も同じです。オイルマッサージも同じです


より効果的に行うには直接的なケアが大切であると、昔からの経験で伝わっているからこそ今でも妊婦さん向けの雑誌や女性誌でも記事にしているのです。


ただのリラクゼーションではここまで注目はされません。期待があるからこそ注目され話題になるのです。でもまだまだ研究を行わないとならないジャンルの施術法です。


当院では会陰マッサージにお灸も利用します。

会陰マッサージのためのお灸ケア

  • 棒灸による輻射熱
  • ローラー灸によるマッサージ温灸
  • 従来のツボを利用したお灸治療


1.の棒灸による輻射熱を利用したお灸治療とは、会陰部位へ直径14から15ミリほどある太い棒状のお灸をかざしながら温める方法です。この棒灸は鍼灸師がお肌からお灸を離したり、近づけたりしながら熱量をコントロールする方法でじんわりあったかいお灸から、熱い!と感じるお灸までコントロールしながらお灸治療します。ただし、会陰部は皮膚もデリケートなためにじんわい暖か系のお灸が必要になります。めちゃくちゃ温まります。


2.のローラー灸によるマッサージ温灸とは鉛筆ほどの太さの棒灸を先端が回転するローラーの中にセットし、先端を会陰に当ててコロコロと転がしマッサージをしながらの温灸療法です。これも熱量や刺激量を手元でコントロールできるために妊婦さんの感受性に合わせて調整ができることが特徴です。暖かくて気持ちいとご感想を頂戴しております。


3.の従来のツボを利用したお灸治療とは、婦人科系で有名な三陰交などのツボへのお灸治療です。これはお肌に直接置くタイプのお灸も含まれます。当院では台座の上にお灸がセットされている台座灸や間接灸といった種類のお灸を使用して温めていきます。


ツボを利用したお灸は三陰交以外にも足三里や足の甲にある太衝、踵やアキレス腱などにあるツボ、お腹にある中脘や中極、恥骨にある曲骨、横骨、手首、仙骨などにあるツボへもお灸を行う方法もございます。


会陰マッサージはデリケート部位ですが大切な調整です。同じくフェムケアも大事だからこそ話題になるのです。この二つの方法を上手に使って安産やマイナートラブルm産後の肥立ちも考慮したケアとしていきます。


会陰マッサージやフェムケアは男性鍼灸師が行います。事前の同意書へのご署名後に施術を開始いたします。触れ方や触る頻度などは状態などによって変化します。また四つん場での調整も行うことが多くあります。これらをご理解、ご同意の上でご署名ください。ご署名は強制ではありません。また急かすこともありません。ご署名後はご納得されていると認識し、全てお任せいただきます。